ホームへ



ペットは大事な家族

神戸市動物管理センターを取材



この度、オール須磨では捨て犬の現状を取材するために
神戸市動物管理センターにご協力をお願いしました。

私たちがセンターに到着すると可愛い犬たちが出迎えてくれました。
職員の方によりきちんとしつけも行われているので、犬に慣れていない
スタッフのひとりも安心してわんちゃんたちと戯れることができました。










ふれあい犬の「 ク ロ 」
テレビ出演や新聞に載ったことが
あるとっても賢い犬です。
年間に約800匹の犬と約4000匹の猫がセンターにやってくる

動物管理センターに収容される犬は大きく分けて2通りある。
1つは職員が直接出向いて連れてくる「放浪犬や野犬」。
2つ目は飼い主が飼えなくなり、連れて来られた「飼い犬」である。
ここ数年のセンターに収容される犬の件数は、下記の表にあるように年々減少傾向にある。
これは、子犬の数が減った為だ。不妊手術を行うケースが増えたのと、室内犬が増えることにより放し飼いが減り、うっかり妊娠が減った為だという。


<犬関係の業務概況>
年度 収容頭数 引取り頭数 返還頭数
10年度 455(112) 1090(706) 87
11年度 417(128) 824(438) 76
12年度 249(54) 904(515) 78
13年度 258(64) 587(338) 65
14年度 155(33) 567(303) 68
15年度 209(58) 548(228) 58
                     ※ ( )は子犬の数

安楽死処分

飼えなくなった犬猫は当日または翌日に処分される。
所在者不明の犬猫の場合は2日間の公示後、5日経過しても
飼い主の名乗り出がなかった場合、処分が行われる。
そして、センターにきた犬のほどんどが処分されてしまう
という現実がある。


飼い主がセンターに連れて来る理由

 ・引越しで飼えなくなった
 ・子犬、子猫が産まれて飼えない
 ・マンションなど飼えない所で飼っていて見つかってしまった
 ・犬、猫が高齢になりボケてしまい面倒みれない
 ・犬、又は飼い主が病気になってしまった
 ・家族の中で面倒をみてた人がいなくなった
 ・鳴き声が苦情になり飼えない
 ・経済的理由 など

 身勝手な理由で放棄している飼い主が多いことに
 私たち取材班は驚かされた。





放浪犬だった 「まりりん」 (上)
引取り犬の 「まるちゃん」 (下)
二匹ともとても人懐っこい
不妊手術の大切さ

不妊手術をするのはかわいそうだと言って行わない飼い主が
まだまだ多い。
しかし、実際に処分されている数が多いのは子犬・子猫である。

手術することにより望まれない犬・猫を減らしたり、雌犬は
乳腺腫瘍、子宮蓄膿症などの予防、雄犬は前立腺などの
下の病気の予防にも役立ち、性格も穏やかになる。

複数の子犬・子猫を飼えない飼い主にとって不妊手術は
とても大切なことなのである。



譲渡制度について

このような中、センターではただ動物たちを処分するのでは
なく新しい飼い主を捜す
譲渡制度(里親探し)
に力を入れている。


 詳しくはこちら






■ 取材を経て

動物管理センターというと恐いイメージがあり、前を通るのも
嫌だという人がいるという。しかし、獣医師でもある花木主査は
最後にこう語ってくれた。
ある意味ではここにやって来る犬猫たちは幸せなんだと。

人間に捨てられた犬猫たちは厳しい環境の中で孤独に生命を
保っている。病気、寒さ、暑さ、空腹、虐め・・・。
確かに里親が見つかるケースはまだまだ少ない。
しかし、たとえ処分されることになったとしてもやっと安心して
眠りにつくことができるのだ。
確かにそう思えば、厳しい現実から放たれる場所なのかもしれない。
ここは私たちが想像した以上に温かい場所であった。

しかしながら、飼い主の身勝手は決して許されるわけではなく
もう一度飼い主としての責任、命の大切さを再認識してもらい
たいと強く願う。